第 65 期 報 告 書
2 0 1 3 年 4 月1日▶2 0 1 4 年 3 月 3 1日
証券コード:7472
先端技術で社会と産業の進化を支える
当事業年度(以下、「当期」という)の世界経済を概観し
ますと、米国におきましては量的金融緩和政策の効果により
雇用環境がリーマンショック以前の水準に改善してきたこと
に伴い個人消費が回復し、米国経済は堅調さを取り戻してき
ております。また、欧州諸国におきましてもECB(欧州中央
銀行)の金融政策が奏功し、欧州諸国内における財政問題
が沈静化してきており、経済は不安定ながら改善傾向にあり
ます。一方、新興国におきましては、これまで世界の経済成
長の原動力となってきた中国も金融引き締めによる公共投資
及び設備投資の減衰が見られ一桁台の成長率で推移する等、
新興国全体に成長スピードが鈍化する傾向にあります。
わが国経済は、為替市場におきまして日銀による大胆な
金融緩和実施以降は円安基調が継続して輸出関連企業の収
益が好転するとともに、株式市場では企業収益の改善を背
景に株価が上昇傾向になったことで個人消費も回復に向か
いつつあり、当期後半には消費税率引き上げに伴う駆け込み
需要も加わったため、国内経済は好転する兆しが見えてまい
りました。しかし、自動車を中心にした輸出産業も量的な拡
大にまで至っておらず、国内製造業における空洞化(製造拠
点の海外移転)の流れも続いており、製造業における新規
の設備投資需要は本格的な拡大基調には至っておりません。
とりわけ当社に大きく関連するデジタル家電や半導体製造装
置等の業界の設備投資に関しましては、期を通して厳しい需
要状況で推移いたしました。
このような経済環境の中で、当社は内外におけるハイブリ
ッドカーを中心とするエコカーの普及に伴う電子化のための
設備投資需要が堅調な自動車及び車載部品に関連する得意
先や、産業構造の変化に対応すべく国内での設備投資需要
が将来的に伸びると期待される内需型の得意先に対する販
売を積極的に展開してまいりました。また、新しい需要を獲
得するための新規取扱商品の発掘や新規得意先の開拓にも
注力するとともに、今後も製造業における国内設備投資の空
洞化は継続することを想定し、主要得意先の海外での設備
投資案件の獲得に努めてまいりました。管理面におきまして
も、得意先及び仕入先両面における能率的な事務処理作業
を可能にするためのシステム関係の強化も図り、業務の効率
化を推進してまいりました。
以上の結果、売上高は163億33百万円(前年同期比10.0
%減)、営業利益は6億27百万円(前年同期比31.3%減)、
経常利益は7億17百万円(前年同期比28.5%減)、当期純利
益は4億29百万円(前年同期比26.6%減)となりました。
株主の皆様に対する配当方針につきましては、安定的な
配当の継続をめざすとともに、株主の皆様に対する公明性を
明確にした業績連動型の配当性向を基本と考えております。
当期の期末配当金につきまして、今後の事業展開などを勘
案し、前期と同様に1株につき50円とさせていただきました。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、
ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
平成26年6月
株 主 の 皆 様 へ
株主の皆様には、平素から格別のご高配を賜り、
ありがたく厚くお礼申しあげます。
ここに、当社第65期 (平成2 5年4月1日から平成2 6年3月31日まで)の
報告書をお届けするにあたり、当期の概況をご報告するとともに、
ひとことご挨拶申しあげます。
最新の商品、
技術及びサービスの提供
代表取締役社長 三浦 直行
当期の概況
Top Message
制御機器
制御機器は、空気圧機器、電子センサー、圧力センサー、流体継ぎ手、真空機器、緩衝材等で
構成されており、主としてデジタル機器、半導体・液晶製造装置、基板実装機、自動車・車載部
品等を製造する得意先へ販売しております。
当期におきましては、デジタル機器関連の得意先からの空圧機器等の需要は堅調でありました
が、当期後半から回復を見込んでいた半導体及び半導体製造装置に関連する得意先の需要が伸び
なかったこと等により、制御機器全体の売上高は前期をやや下回る61億51百万円(前年同期比
2.8%減)となりました。
生産工場の構成には欠かせない
産業機器は、電動ドライバー、アルミフレーム、無人搬送車、コンベア、揚重機、環境システ
ム等で構成されており、主としてデジタル機器、自動車・車載部品、医療機器、精密機器等を製
造する得意先へ販売しております。
当期におきましては、半導体関連の得意先からのアルミフレーム需要や包装機械関連の得意先
からの搬送システム需要も好調であったことに加えて、前期から取り扱いを開始したろ過フィル
ターの売上が当期に入って本格的に寄与したこと等により、産業機器全体の売上高は前期を大幅
に上回る30億84百万円(前年同期比15.2%増)となりました。
なお、当期後半におきましては消費税率引き上げに伴う駆け込み需要もあり、電動ドライバー
の需要も好調でありました。
産業機器 生産組立て作業に使用されている
FA機器
FA機器は、産業用ロボット、自動組立機、表面実装システム、レーザー加工機、精密塗布装置
等で構成されており、主としてデジタル機器、自動車・車載部品、OA機器、医療機器等を製造す
る得意先へ販売しております。
当期におきましては、自動車・車載部品関連の得意先からの直動システムや洗浄装置等の需要
は好調でありましたが、前期において産業用ロボット、ファイバーレーザー溶接機及びレーザー
はんだ付けロボット等の需要が好調でありましたスマートフォン関連の得意先の需要が大幅に減
少したこと等により、FA機器全体の売上高は前期を大幅に下回る70億97百万円(前年同期比
22.4%減)となりました。
工場の自動化・コストダウンを実現
売 上 高
取 扱 商 品 実 績
Business Review
前期
平成25年3月期
当期
平成26年3月期
制御機器
6,328
百万円 (34.9%) FA機器9,144
百万円 (50.4%) 産業機器2,678
百万円 (14.7%) 制御機器6,151
百万円 (37.7%) FA機器7,097
百万円 (43.4%) 産業機器3,084
百万円 (18.9%)( )内は構成比
18,151
百万円
16,333
百万円■「NEXTAGE」
(川田工業株式会社)
ヒトと共存する環境で作業することを目標にデザイン されたヒューマノイドロボットです。可動軸が80W以 下の省出力にしているので、ヒトが近くにいるような 環境でも作業が可能となります。
部門別概況
次世代の産業用ロボットです。
売上高
売上高 163.33 億円
営業利益/経常利益/当期純利益
利益
営業キャッシュ・フロー/投資キャッシュ・フロー/フリーキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー △0.51 億円
総資産/自己資本/自己資本比率
資産 191.59 億円
ROE/ROA
フリーキャッシュ・フロー※ 総資産 0
5,000 10,000 15,000 20,000
16,333
(単位:百万円)
第64期 第61期 第62期
11,438 17,581
19,180 18,151
第63期 第65期
△51 9△60
(単位:百万円)
営業キャッシュ・フロー 第64期投資キャッシュ・フロー 1,235
943
292
△18 524
△542
1,897
△67
第61期 第62期 第63期
※フリーキャッシュ・フロー=営業キャッシュ・フロー+投資キャッシュ・フロー
△52 1,830
191
△244
△2,000 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500
第65期 0
5,000 10,000 15,000 20,000 25,000
18,601 13,313
18,531 13,697 71.6% 73.9% 79.6%
71.7% 18,417 16,426
13,213 13,081
第64期 第61期 第62期 第63期 第65期
72.9% 19,159
13,968
(単位:百万円)
自己資本 自己資本比率 総資産
△1 0 1 2 5
3 4
2.3 3.1
(単位:%)
第64期 第61期 第62期
ROA 2.7
△0.2
△0.3 3.6
第63期 ROE 3.6
5.0 4.3
3.2
第65期
%
%
717
429 627
(単位:百万円)
当期純利益 第64期
第61期 第62期
経常利益 営業利益
43
848
△36
467 762
第63期 1,077
913
△28
△200 0 1,200
400 800
第65期 1,163
665
1,004
585
6.27
営業利益
億円 7.17
経常利益
億円
利益率 3.1
ROE
% 2.3
ROA
%
4.29
当期純利益
億円
財務ハイライト
Financial Highlights
業績の推移
財 務 諸 表
Financial Statements
(単位:千円)
科 目 (平成26年3月31日現在)当 期
前 期
(平成25年3月31日現在)
資産の部
流動資産 14,264,920 13,955,972 固定資産 4,894,510 4,575,639 有形固定資産 1,979,190 2,020,427
無形固定資産 96,368 12,371
投資その他の資産 2,818,950 2,542,839
資産合計 19,159,430 18,531,611
科 目 (平成26年3月31日現在)当 期
前 期
(平成25年3月31日現在) 負債の部
流動負債 4,964,811 4,644,387
固定負債 225,882 189,337
負債合計 5,190,693 4,833,725 純資産の部
株主資本 13,791,734 13,600,022 評価・換算差額等 177,001 97,864 その他有価証券評価差額金 177,001 97,864 純資産合計 13,968,736 13,697,886 負債及び純資産合計 19,159,430 18,531,611
貸借対照表
科 目 平成25年4月1日から当 期 平成26年3月31日まで
平成24年4月1日から前 期 平成25年3月31日まで 売上高 16,333,857 18,151,073 売上原価 13,895,353 15,390,298 売上総利益 2,438,504 2,760,775 販売費及び一般管理費 1,811,021 1,846,901
営業利益 627,483 913,874
営業外収益 95,873 93,501
営業外費用 5,498 3,222
経常利益 717,858 1,004,153
特別利益 2,482 1,702
税引前当期純利益 720,341 1,005,855 法人税、住民税及び事業税 297,300 396,900
法人税等調整額 △6,282 23,691
当期純利益 429,324 585,264
(単位:千円)
(
)
(
)
損益計算書
社 名 株式会社 鳥羽洋行(英文表記 TOBA,INC.) 本 社 東京都文京区水道二丁目8番6号
設 立 昭和24年12月14日(創業:明治39年9月15日) 資 本 金 11億4,800万円
事業内容 制御機器、産業用ロボット、計測計装機器、コンピューター、電子 機器、搬送機器、建設・管工機器、ファスナー、環境整備機器、機 械工具、工作機械、理化学機器、化学工業薬品類等の販売および輸 出入。
上記に関する生産設備効率化のためのコンサルタント。 機械工具器具とその部品類の加工販売および輸出入。 古物売買業。
従業員数 191名(男性:137名 女性:54名)(平成26年3月31日現在)
(注) 従業員数には、他社への出向者及び嘱託社員を含んでおりません。
代表取締役社長 三 浦 直 行 取 締 役 遠 藤 稔 取 締 役 鳥 羽 重 良 取 締 役 松 永 健 一 取 締 役 園 家 秀 幸
取 締 役 尾 関 真一郎 常 勤 監 査 役 大 島 伸 雄 監 査 役 廣 瀬 勝 一 監 査 役 森 眞 一 監 査 役 早 﨑 信
会社概要 役 員
(平成26年6月13日現在)会 社 情 報
Corporate Data
営業ネットワーク
(平成26年4月1日現在)海外拠点 国内事業所一覧
● 名古屋営業所
● 滋賀営業所
● 大阪営業所
● 兵庫営業所
中国
● 鳥羽(上海)貿易有限公司
● 同公司 深圳分公司
● 東莞市鳥羽機械設備有限公司
● 広島営業所
● 福岡営業所
● 大分営業所
タイ
● TOBA(THAILAND)CO.,LTD. ● 仙台営業所
● 宇都宮営業所
● 前橋営業所
● 熊谷営業所
● 川越営業所
● 本社
(管理本部・営業本部・特機システム部・ 海外事業グループ)
● 東京営業所
● 東京南営業所
● 茨城営業所
● 千葉営業所
● 八王子営業所
● 厚木営業所
● 甲府営業所
● 松本営業所
● 静岡営業所
● 青森営業所
(平成26年3月31日現在)
発行可能株式総数 20,000,000 株
発行済株式総数 5,300,000 株
株主数 2,348 名
株式数及び株主数 株式数分布状況
所有者別
金融機関
418,900株(7.90%) その他国内法人 632,401株(11.93%)
証券会社 5,014株(0.09%) 自己株式
550,247株(10.38%) 外国人1,127,700株(21.27%) 個人・その他
2,565,738株(48.41%)
5,300,000
合計 株(100%)
地域別
5,300,000
合計 株(100%)
北海道4,405株(0.08%) 中国地方20,202株(0.38%) 東北地方19,806株(0.37%) 四国地方11,113株(0.20%)
関東地方
2,860,619株(53.97%) 九州・沖縄地方35,881株(0.67%) 中部地方277,429株(5.23%) 国外1,129,200株(21.30%) 近畿地方391,098株(7.37%) 自己株式550,247株(10.38%)
株 式 情 報
Stock Information
I R 情 報
当期のIR活動実施状況
[大和インベスター・リレーションズ㈱コーナー] 出展状況
平成25年5月29日
2013年3月期 決算説明会(アナリスト向け)実施 平成25年8月30~31日
「日経IRフェア2013」[大和インベスター・リレーション ズ㈱コーナー]出展(東京にて)
平成25年11月28日
2014年3月期 中間決算説明会(アナリスト向け)実施 平成25年12月14日
個人投資家向け会社説明会実施(大阪にて) 平成26年3月1日
「株主優待フェスタ」※出展
※主催:大和インベスター・リレーションズ株式会社
「日経IRフェア 2013」
(平成25年8月 30~ 31日実施)
〒112−0005東京都文京区水道二丁目8番6号 (03)3944−4031
事 業 年 度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定 時 株 主 総 会 6月
基 準 日 3月31日その他必要があるときは、あらかじめ公告いたします。 配 当 金 受 領
株 主 確 定 日 3月31日 中間配当を行う場合は、9月30日 株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 特 別 口 座 の
口 座 管 理 機 関 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 郵 便 物 送 付 先
[ 電 話 照 会 先 ]
〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 電話 0120-782-031(フリーダイヤル) 取 次 事 務 三井住友信託銀行株式会社 本店及び全国各支店 単 元 株 式 数 100株
公 告 方 法
電子公告により行います。 (http://www.toba.co.jp/)
ただし、やむを得ない事由が生じたときは、日本経済新 聞に掲載して行います。
株主様の口座のある証券会社にお申出ください。 なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設され ました株主様は、特別口座の口座管理機関である三井 住友信託銀行株式会社にお申出ください。
住所変更、単元未満株式の 買取等のお申出先について
株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社に お申出ください。
未払配当金の支払いについて
配当金お支払いの際にご送付しております「配当金計 算書」は、租税特別措置法の規定に基づく「支払通知 書」を兼ねております。確定申告を行う際は、その添付 資料としてご使用いただくことができます。 ただし、株式数比例配分方式をご選択いただいている 株主様につきましては、源泉徴収税額の計算は証券会 社等にて行われます。確定申告を行う際の添付資料に つきましては、お取引の証券会社等にご確認をお願い いたします。
なお、配当金領収証にて配当金をお受取りの株主様に つきましても、配当金のお支払いの都度「配当金計算 書」を同封させていただいております。確定申告をな される株主様は大切に保管ください。
「配当金計算書」について
所有株式区分 1,000株以上 100株以上1,000株未満 オリジナル・クオカード
3,000円相当を進呈 オリジナル・クオカード 1,000円相当を進呈
継続保有3年以上 オリジナル・クオカード
6,000円相当を進呈 オリジナル・クオカード 2,000円相当を進呈
制度の内容は、下記のとおりであります。
(注)継続保有3年以上の確認にあたっては、平成25年3月末日以降、毎年3月末 日の株主名簿に同一の株主番号で、連続して4回以上記載または記録され た株主様を対象とさせていただきます。
株主優待制度のお知らせ